
平素よりお世話になっております。
東洋リペアサーベイの鈴木です。
先月、開催されました建設技術フェア2020in中部で、弊社ブースでは実際に現場で使用している
「ポールカメラ」を展示させていただきました。
またその時に、多くのご来場者様に「ポールカメラ」に関するご質問をいただきましたので
今回は、多くの質問に挙がった「ポールカメラとはなにか」そして「ポールカメラを使うメリット」
といった2つの観点からポールカメラについてご紹介致します。

建設技術フェア2020in中部 ㈱東洋リペアサーベイ ブース
【ポールカメラとはなにか】
ポールカメラとは、先端に壁面調査用の高精細カメラを搭載して
高所撮影をおこなう伸縮ロングロッドです。
最長7.5メートルまで伸ばすことが可能で、現場では小規模な橋梁や構造物の撮影に適しています。
また、ポールカメラに搭載した高精細カメラとタブレットをWi-Fiなどの無線通信に接続することで、
地上のタブレット画面からリアルタイムでカメラ映像を確認でき、写真撮影のシャッターを
切ることも可能です。

ポールカメラ

最長7.5m伸長時
≪弊社でのポールカメラ活用例≫
橋梁点検(橋脚・床板・支承等)
コンクリート構造物点検(ボックスカルバート等)
マンション・ビル壁面調査(タイル・モルタル)
【ポールカメラを使うメリット】
ポールカメラは、足場を組んだり橋梁点検車を設置する方法に比べ、手軽に持ち運びが可能で
少人数でポールカメラを扱うことができます。
その上、ポールカメラ撮影にはこれといった法律や規制などがありませんので
弊社ではドローン飛行が法律や規制で禁止されている現場や、
現場環境が安全管理上ドローンを飛ばせないような現場でポールカメラを使用しております。
またポールカメラに搭載している高精細カメラは付替えが可能となっており、
ドローンに搭載しているカメラと同スペックのものを使用しているため、
画像解析の精度自体に違いはありません。

ポールカメラ撮影風景

ポールカメラ 橋梁 支承部 撮影
ポールカメラで撮影したデータについては、デジタル画像解析ソフトに取り込み対象壁面のひびわれなど表面変状の抽出を行っております。
抽出されたひびわれの幅や長さは自動で計測され、損傷図面や損傷写真として出力して、
そのデータをもとにお客様のご要望に合わせた報告書を作成いたします。
弊社では、ご紹介したポールカメラや産業用ドローン等を使用し、従来の足場や橋梁点検車の
手法に比べよりコストを抑え、より効率的に作業をおこなっております。
気になられた方はお気軽にお問い合わせください。
今後とも弊社サービスをよろしくお願い申し上げます。
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